年収別で見るNISAの積立額はいくら?手取り換算つき早見表
読了目安 28分
年収がいくらだから、NISAは月いくら積めばいいのか——同じ疑問を持つ方は少なくありません。ただ、同じ年収でも手取りや家賃で負担は変わるので、まず年収帯の目安を確認し、そのあと自分の家計で細かく見るのが安心です。
この記事でわかること
- 年収300万〜800万の積立目安早見表(手取り換算つき)
- 年収だけでは判断できない理由と、手取りへの換算のしかた
- 続けられる積立額を、家計の6項目からシミュレーションできる(無料・登録不要)
早見例:年収550万円
手取り 約37万/月 → 積立目安 3.7〜5.5万/月
年収
550万
手取り(目安80%)
37万
積立レンジ
3.7〜5.5万
モデルケース(積立7万)は比率18.9%でレンジ内。 疲れ度 30(やや疲れ)、推奨 ¥55,500※固定費・貯金で変わります
この記事の要点
- 年収○万だから月○万、と一概には決まりません。手取りの10〜15% を目安に、家計で無理がないかを見ます。※1
- つみたて投資枠は 月10万・年120万 が上限ですが、上限まで積む必要はありません。生活防衛資金(3〜6ヶ月分)を先に確保してください。
- 年収500万なら手取り約33万・積立目安 月3.3〜5万。年収400万なら 2.7〜4万、600万なら 4〜6万 が目安です。
- 早見表は ざっくりした目安。固定費・貯金まで入れた **積立シミュレーター** で、続けられる額を確認してください。
- 積立額が決まったあと、20〜30年後の資産 は 金融庁つみたてシミュレーター ※2 で試算します(本記事にも参考表あり)。
この記事でわかること
年収がいくらだから、NISAには月いくら積み立てればいいのか——その疑問を持つ方は少なくありません。本記事では、まず 年収帯ごとの目安 を早見表で示し、そのあと「なぜ年収だけでは足りないのか」「自分の家計でどう確認するか」まで順を追って説明します。
早見表は、給与明細や家計簿を開く前の 第一歩 として使ってください。表で幅をつかんだあと、固定費・貯金まで入れた **積立シミュレーター** で続けられる額を確認するのが、このサイトの強みです。
- 年収300万〜1000万 の積立目安(手取り換算つき)
- 新NISAの枠(月10万上限)と、上限と推奨額の違い
- 家計シミュレーター で固定費・貯金込みの積立目安を確認する方法
新NISAの積立枠 — 「いくらまで」と「いくらが適正」は別
検索で出てくる「月いくらまで積めるか」と「無理なく続けられる額」は、混同されがちです。整理しておきましょう。
| 枠 | 年間上限 | 月額に換算 | この記事での扱い |
|---|---|---|---|
| つみたて投資枠 | 120万円 | 最大 約10万/月 | 早見表・シミュレーターの主対象 |
| 成長投資枠 | 240万円 | — | 一括・増額用。生活費と混同しない |
| 合計(非課税保有限度) | 1,800万円 | — | 将来資産は金融庁SIM※2で試算 |
つまり 月10万は「上限」 であって、年収500万の人が毎月10万積むべき、という意味ではありません。手取りの10〜15%を目安に、生活防衛資金(生活費の3〜6ヶ月分の現金)を確保したうえで決めるのが安全です。
年収別の積立目安 — 早見表
まず結論から。下の早見表は、手取り(年収×80%÷12) の 10〜15% を積立目安にした幅です。自分の年収に近い行を見てください。
今の積立が範囲より大きく、毎月の生活が苦しいなら減額を検討。範囲より小さく、毎月5万円以上余裕があり、生活防衛資金が6ヶ月以上あるなら、少しずつ増やす余地があるかもしれません。
| 年収 | 手取り/月 | 積立目安 | 補足 |
|---|---|---|---|
| 300万 | 約20万 | 2〜3万/月 | 固定費が高い場合は下限寄り |
| 350万 | 約23万 | 2.3〜3.5万/月 | 独身・地方勤務など |
| 400万 | 約27万 | 2.7〜4万/月 | 手取り別の詳細は適正額記事へ |
| 450万 | 約30万 | 3〜4.5万/月 | ボーナス比重が高いと手取りは下振れ |
| 500万 | 約33万 | 3.3〜5万/月 | 子育て世帯は防衛6ヶ月を先に |
| 550万例 | 約37万 | 3.7〜5.5万/月 | 本記事のモデルケース |
| 600万 | 約40万 | 4〜6万/月 | 15%でも月6万。枠上限10万には届かない |
| 700万 | 約47万 | 4.7〜7万/月 | 住宅ローンありは防衛資金を厚めに |
| 800万 | 約53万 | 5.3〜8万/月 | 上限レンジは家計余力で10万までも可 |
| 900万 | 約60万 | 6〜9万/月 | 実務上はつみたて枠月10万が天井 |
| 1000万 | 約67万 | 6.7〜10万/月 | 15%でちょうど月10万。枠いっぱいは必須ではない |
年収500万の場合
手取りは約 33万/月、積立目安は 月3.3〜5万 です。多くの記事では月2〜3万と示すケースもありますが、当サイトは生活防衛を確保したうえでの 10〜15%レンジ を採用しています。いま月5万以上積んで生活がきついなら、積立シミュレーター で確認してください。
年収400万の場合
手取りは約 27万/月、積立目安は 月2.7〜4万 です。子育て世帯や住宅ローンがある場合は、上限の4万ではなく 3万前後 から始める方が無難なことが多いです。
年収600万の場合
手取りは約 40万/月、積立目安は 月4〜6万 です。月10万まで積めるわけではなく、15%を超えると家計がきつくなるケースが増えます。
年収700万・1000万の場合
年収700万なら 月4.7〜7万、1000万なら 月6.7〜10万 がレンジ上限の目安です。住宅ローンや教育費で固定費が高い場合は下限寄りに。月10万はつみたて枠の上限であり、必須ではありません。
早見表の数字はどう出しているか — 手取りの換算
早見表は年収だけから手取りを推定しています。会社員の場合、額面年収の 75〜85% が手取り年額になることが多く、表は中央の 80% で月額を出しています。
例えば年収500万なら、手取り年額は400万前後 → 月33万前後 です。扶養家族がいる・賞与の比重が大きいなどで、実際の手取りは表とずれることがあります。
| 年収 | 手取り(低め75%) | 手取り(目安80%) | 手取り(高め85%) |
|---|---|---|---|
| 300万 | 約19万 | 約20万 | 約21万 |
| 400万 | 約25万 | 約27万 | 約28万 |
| 500万 | 約31万 | 約33万 | 約35万 |
| 600万 | 約38万 | 約40万 | 約42万 |
| 700万 | 約44万 | 約47万 | 約49万 |
| 800万 | 約50万 | 約53万 | 約57万 |
| 900万 | 約56万 | 約60万 | 約64万 |
| 1000万 | 約63万 | 約67万 | 約71万 |
年収だけでは積立額が決まらない理由
同じ年収550万でも、手取り は扶養・住民税・賞与の出方で変わります。都心に住んで家賃が高い人と、地方で固定費が安い人では、同じ積立7万でも毎月の余裕はまったく違います。
多くの年収別記事も「年収ではなく手取り−支出で決める」と書いています。早見表は ざっくりした目安 にとどめ、家計の数字で確認するのが安全です。
| Aさん | Bさん | |
|---|---|---|
| 年収 | 550万 | 550万 |
| 手取り/月 | 37万 | 34万(扶養・短時間) |
| 固定費 | 13万 | 16万(都心) |
| 積立7万の比率 | 18.9% | 20.6% |
| 判断 | レンジ内・要診断 | 減額余地あり |
家族構成・固定費で積立目安を調整する
同じ年収帯でも、家族構成で無理のない額は変わります。早見表の行を読んだあと、次のように読み替えてください。
| タイプ | 早見表との関係 | 目安の調整 |
|---|---|---|
| 独身・社宅・実家暮らし | 固定費が低い | レンジ上限寄りも可(防衛6ヶ月以上が前提) |
| 子育て世帯・単身赴任 | 固定費・変動費が高い | レンジ下限〜中央。生活防衛資金 を参照 |
| 共働き世帯 | 世帯手取りで判断 | 個人の年収行ではなく、世帯手取りでシミュレーター入力 |
| 住宅ローンあり | 返済が固定費に含まれる | 防衛資金を厚めに。積立はレンジ下限から |
| ボーナスで生活費を補う | 月の手取りが実態より少ない | 月額積立は控えめ。賞与は防衛資金へ |
子育て世帯の具体例は 手取り25万・積立5万の計算例 も参考にしてください。
いくらから始める? — 少額スタートの考え方
「年収から逆算すると月3万だけど、いきなりは不安」——そういう方も少なくありません。月1万円前後から始める ケースも多く、家計に余裕が出たタイミングで増やす方法が現実的です。
| 月額 | 向いている人 | ポイント |
|---|---|---|
| 5,000円 | 初めて・貯金が薄い | まず習慣づくり。防衛3ヶ月を最優先 |
| 1万円 | 早見の下限より不安 | 半年続けてから増額を検討 |
| 早見の中央値 | 防衛6ヶ月以上・固定費に余裕 | 昇給・ボーナス時に段階的に増やす |
大切なのは 止めないこと です。無理な額で始めて生活が苦しくなり、積立を止めてしまう方が、少額でも長く続ける方より不利になることがあります。
積立額が決まったら — 20年後の資産イメージ
年収別の記事では、積立目安に加えて 20〜30年後の資産試算 を併記するものが多いです。当サイトでも参考表を載せますが、数値は 年利5%・20年間・毎月積立 の概算であり、実際の運用成果を保証するものではありません。
| 年収 | 積立(レンジ上限) | 20年後の概算資産 |
|---|---|---|
| 300万 | 月3万 | 約1233万 |
| 400万 | 月4万 | 約1665万 |
| 500万 | 月5万 | 約2035万 |
| 600万 | 月6万 | 約2466万 |
| 700万 | 月7万 | 約2898万 |
| 800万 | 月8万 | 約3268万 |
| 1000万 | 月10万 | 約4110万 |
「今きつくない積立額」を決めるのが先です。正確な試算は 金融庁つみたて投資シミュレーター ※2 を使ってください。
| ツール | 入力 | 出力 |
|---|---|---|
| 本記事の早見表 | 年収帯 | 積立額のざっくり目安 |
| 積立シミュレーター | 手取り・固定費・変動費・積立・貯金 | 推奨積立額・生活に残るお金・防衛資金 |
| 金融庁つみたてSIM | 積立額・期間・利回り | 将来の資産額(概算) |
早見表のあと — 家計シミュレーターで確認する
早見表は年収だけから出した ざっくりした目安 です。ここから先は、自分の家計の数字を入れて 続けられる積立額 を確認します。当サイトの 積立シミュレーター は、次のような結果が一度にわかります。
- 推奨積立額 — 今の家計で無理なく続けられる月額
- 生活に残るお金 — 積立・家賃・食費を払ったあと、毎月手元に残る額
- 生活防衛資金 — 今の貯金で、何ヶ月分の生活費を賄えるか
- 5年後の資産イメージ — 現状維持・減額・停止の3パターン比較(概算)
入力は6項目で 30秒ほど(無料・登録不要)。生活防衛資金が3ヶ月未満と出たら 生活防衛資金の記事 を、推奨額が今と違えば 積立を減らすタイミング を参照してください。
具体例:年収550万・手取り37万・積立7万
年収550万・手取り37万・固定費13万・変動費9万・NISA積立7万・貯金80万のケースです。早見表では積立7万はレンジ(3.7〜5.5万)より上ですが、比率18.9%で15%超。診断を回すと推奨額が下がる可能性があります。
減額前(毎月)
8万
減額後(毎月)
11万
支出合計 37万
支出合計 37万
固定費
変動費
NISA積立
生活に残るお金
水色の縦線が手取りの上限です。線を越えた赤は「使いすぎ」。積立を下げると線の内側に収まります。
防衛資金は 80万÷22万 ≒ 3.6ヶ月。ギリギリ3ヶ月ラインのため、積立を下げて現金を増やす余地があります。詳細は 計算例ページ を参照。
平均積立額との比較 — 日証協データ
日本証券業協会(2026年2月公表)によると、2025年のつみたて投資枠の平均購入額は 年45.5万円(月約3.8万円)でした。参考にはなりますが、平均=あなたの適正額ではありません。
| 状況 | やること |
|---|---|
| 平均より多く積んで生活が苦しい | 早見の上限無視で減額。シミュレーターを優先 |
| 平均より少ないが毎月5万円以上余裕 | 防衛6ヶ月以上なら段階的増額も可 |
| 年収は高いが手取りが低い(短時間・扶養) | 年収行ではなく手取り行で判断 |
| ボーナス依存が高い | 月額積立は控えめに。賞与は防衛資金へ |
まとめ — 次にやること
年収から積立目安をざっくり見るには、本記事の早見表で十分です。続けられる額まで詰めるには、積立シミュレーター に手取り・固定費・貯金を入れてください(無料・登録不要)。
あわせて読むとよい記事:
- 適正積立額の診断 — 手取り別レンジと過不足チェック
- 生活防衛資金 — 貯金が3ヶ月未満のとき
- 積立を減らすタイミング — 変更の手続き月
よくある質問
出典・参考文献
- ※1
金融庁 · 参照 2026-06-18
つみたて枠年120万・月10万上限。
- ※2
金融庁 · 参照 2026-06-18
将来資産試算。
- ※3
NISA疲れナビ · 参照 2026-06-18
シミュレーターの算出式。
- ※4
手取りに対する積立比率の目安
家計・FP各種資料 · 参照 2026-06-18
10〜15%の一般論。
- ※5
年収と手取りの関係(会社員の一般論)
税・社会保険各種解説 · 参照 2026-06-18
75〜85%の幅。
- ※6
生活防衛資金の一般的な目安
家計・FP各種解説 · 参照 2026-06-18
3〜6ヶ月。
- ※7
つみたて投資枠の購入状況(2025年)
日本証券業協会 · 参照 2026-06-21
平均購入額年45.5万円(2026年2月公表)。
この記事について
執筆: NISA疲れナビ編集部
家計ベース逆算シミュレーター運営
年収帯の早見から家計シミュレーターまで、続けられる積立額の判断材料を整理しています。投資助言・証券勧誘は行いません。
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